手抜き輪行方法
移動距離の短い場合の輪行方法です。
ここではペダルやクイックシャフトを取り外しません。サドルも下げません。
手抜きですが、やるところは確実にします。




まずは、人の邪魔にならないところを見つけて作業をします。 壁際が作業がやりやすくて良いです。




輪行袋本体とショルダーベルト1本・中締めベルト3本・エンド金具で1セット。あと、写真にはありませんがフレーム保護カバーが3枚。




まずは、輪行袋を広げ、自転車を置く準備。オーストリッチの輪行袋にはサドル位置 とエンド位置が絵と文字で表示されています。

因みに、手前が担ぐ位置。向こう側が外側。これによって、ハンドルなどの向きが変わるので。

自転車をひっくり返して、前後のホイールを外します。

この時、本来はホイールのクイックシャフトを抜き取りますが、フレームカバーがあるのでそのまま。 ペダルも普通は外しますが、そのまま。ただし、長距離輪行の際は外します。 と言うのも、こうした突起物は自転車を傷つけたり、担いで移動する際にガツガツ と体に当たって痛かったり、邪魔になる場合があるので。


フレームのエンド部分とリアディレイラー保護の為、エンド金具を取り付けます。

このタイプの輪行袋はリアディレイラーが下に来るので、これを取り付けないとディレイラーが破損する場合 があります。輪行袋のタイプによっては不要なものもありますが。
輪行袋の上に自転車を立てます。先ほどのエンド位置とサドル位置を合わせて。

因みに、中仕切り(ホイールポケット)が無いので、フレームにはオーストリッチのフレーム保護カバーを巻いています。 これで、ハブシャフトやクイックシャフト等による傷つきを防止します。とにかく、何か当たる部分に巻いて保護。

写真ではシートチューブとシートステー に巻いていますがこれはミニベロの場合で…MERIDAの場合はトップチューブ・ダウンチューブ・シートチューブの前三角 なので後で巻き変えました。




ホイールをフレームに添えます。この時のポイントはクランクの位置。


写真のように収めます。クランクに沿うように。絶対にペダルとホイールが絡み合わないようにしましょう。 スポークが曲がったり、最悪折れたりして、ホイールの振れの原因になります。

また、ハンドルとスプロケットは担ぐ反対側に向けます。自分のほうに向けると、担いだ際に 邪魔…というか、体に当たって痛かったりするので。

また、スプロケットは一番外側に。スプロケットを内側に向けてセットするとフレームに傷がつきます。

クイックシャフトやハブシャフトもフレームに直接当たっていないか確認しましょう。
きちんとホイールがセット出来たら、フレームとホイールを3本のベルトで固定します。 この時、気持ちホイールを「八の字型」になるようにします。そうすることで自転車が安定して立ちます。

そして、ここで重要なのが一番上になるダウンチューブに取り付けるベルトを確りと締め付けること。 ギリギリと引っ張って締め付けます。

ここにホイールがぶら下がる状態になるので、いくら下のほうをきちんと締め付けても、上が確りしていなければぐらつきます。
ダウンチューブ側を確りと止めているので、この時点で8割はOK。後はガタつきのある所にベルトを締めていきます。

さて、確りと3本のベルトで固定すると、横に揺すっても、持ち上げてもぐらつきません。 が、ぐらつく場合は固定が甘いのでもう一度やり直しましょう。

ここをキチンとしないと、フレームへの傷つきや思わぬトラブルの原因になるので注意。
慣れない人はベルトを3本以上用意すると確実です。




角度を変えてもう一枚。ホイールが若干「八の字」になっています。

ダウンチューブのベルト以外は結構テキトウです。でも、確りと固定できています。ここは臨機応変に。




後は、ショルダーベルトを取り付け、袋に納めれば完了です。こんな感じ。

慣れれば普通は5〜10分で出来るようになります。初めての人は練習することをオススメします。 もたつくと電車などに乗り遅れることもあるので。。。
Topへ