是非、晴れた安房峠(1790m)に上りたい!! というのも、過去の合宿で安房峠は上ったんでが 、台風による雨と風でとんでもない事に…。今日はそのリベンジ(?)ということで、 コースに組み込みました。行ってみたら、これが中々の絶景。安房峠を越えた後は、 適当に進んで、飛騨古川へ。温泉に入った後、スーパーで買い物をし、道の駅でキャンプ。 |
国道158号は交通量が多く、狭いトンネルも沢山…早朝のうちに
この道をクリアしておかないと、上高地や乗鞍、高山へ向かう
観光バスと他府県ナンバーの嵐に巻き込まれて大変…。
という事で、朝(?)3時前に起床して出発の準備。昨日洗濯した服 が早くも乾いたので、それに着替え、朝食のパンをかじって、 歯磨きをして…さ〜て、すぐに出発。 |
今日も月明かりの下を走ります。車も来ないので快適♪ 新島々駅の先までは県道で行けます。このあたりの県道は 結構おなじみなので、特に道に迷うことなくスムーズに 進みます。 |
おなじみのスーパー。高山方面に行く時は、いつもここの前を 通るような。合宿のときは大雨だったなぁ…。 |
県道278号を走ります。真っ暗かな…と思ったんですが、街灯が 多く、意外と明るいです。途中、『この先工事中のため通行止め』 『通り抜け出来ません』などと書かれた看板があったんですが、 気にせず突入。何度も何度もその看板があるので、流石に不安に なりました…まさか橋の架け替えでもやってるんじゃないかと…。 そうなったら、対岸の国道158号を目の前に泣くしかないです。 戻って迂回すると14キロ近く走らないといけないので。。 |
ただ、行ってみるとなんて事無い。ただの下水工事。普通に 通れるやん!! 『通行止め』なんて紛らわしい…。問題なく 国道158号に合流。 |
4:30、東の空がもう明るくなってきました。ここで 思い出したんですが、コンビニが無くなってるんですよね。 ここで、食料を買おうと思ったのに…うどん屋になってた んだった…。今あるのはカロリーメイト1箱とパン2個。 これはヤバイなぁ。 |
「長野県側最後のお店」なかむら屋。当然開いてるわけ無い。。 安房峠でハンガーノックになったら、米炊かな…。 |
道の駅、風穴の里に到着。念のためここで、米用の水を補給し ていこう…。 |
トイレに行って、外にある水道でペットボトルに水を入れて…さて出発。 と思ったら、「すみません」と声をかけられた。最初、店の人!?!?と混乱 してよく分からなかったんですが、彼が指差すところに自転車があった ので、ようやく理解…。なんと小さいテントまで…すぐ近くにいたのに、 建物と完全に同化していて気付かんかった。。 |
で、話しかけてみたら、あれ?? あんと韓国の方…という事で、 身振り手振りを交えた腐った英語で何とか会話。地図を広げて 色々と聞いてみる。彼は済州島を周って、フェリーで福岡に上陸。 その後、山陰〜四国〜山陽〜近畿〜高山で昨日乗鞍を越えてきたとか。 今日で22日目らしい。まさか海外から渡って来て、野宿ツーリングとは …行動力がすごすぎ。 |
時間は5時半。別れを告げて再出発。早くも車が少しずつ増えてきました。 バスの後にゾロゾロと乗用車がついてくる。。朝早いのになあ。 |
「この先トンネル 穴ぼこ走行注意」
「トンネル内段差あり 二輪車走行注意」 … 分かってるなら直して下さい 3年前から全く変わってないし。 |
車は増えて来ましたが、気温はまだまだ15度と低くて快適。車が多いわ、トンネルで 後に渋滞が出来るわ、暑苦しいわ…なら最悪ですが。 |
国道158号名物、トンネル内分岐。交通量が多いときは泣きそうになります。
トンネル内に車が入ってくると、小さい車でも結構な音がするんですよね。
グォォォオオオオオオオオオ って音が背後から迫ってくると、かなり焦ります。普通の乗用車でも大型トラックが 来たと勘違いするほど。ましてや本当に大型トラックが来た時は…止まってやり過ごさないと、 狭いトンネル内、しかもボコボコの路面状況では危なすぎ。 |
「世の中全部軽自動車で良い!」なんて事を思ったりしている内に、梓湖に到着。 時間は6時前。ここまで来るのに2時間半ほど。やっぱり早く出て正解だったな。。 |
すっかり明るくなりました。 |
休憩もそこそこにして再出発。 |
左に行くと乗鞍岳。トンネルは出来るだけ通りたくない…
いっその事、乗鞍越えていこうかとも考えましたが…今の
ところ交通量は酷くないので、直進。やっぱり安房峠でしょ。
トンネル以外はまあまあ走りやすいです。それにしても、 川の水がとても綺麗…。 |
沢渡(さわんど)温泉街に到着。上高地はマイカー規制が実施
されているので、車で来た観光客はここでバスに乗り換えます。
車はそこそこ減るかな。
安房峠までは10キロほど。ただ、手持ちの食料では少なすぎる…。 |
ここで、フロントのチェーンが外れたので、お店の壁に立て
掛けて修理。すると…窓越しに菓子パンやらお菓子やらが
並んでる…。
時間はまだ6時過ぎ。灯りもついてないし、営業 時間外かな…なんて思っていたら、表にお店の人が出てき ました。営業時間外でも売ってくれるだろうと思い聞いて みると、なんと食事も出来るとのこと。 |
朝定食を注文。うまい…味噌汁がうますぎです。 米のお替りも頂き、ガッチリ補給完了。これでハンガーノック の心配も無し。しかしまぁ、こんな時間から営業してるとは 思いませんでした。出発の時ぜんべえまでいただきました。 ご馳走様でした〜。 |
上高地行きのバス。朝早くから結構乗ってます。 |
道路沿いには温泉スタンドがありました。湯量が豊富な 証拠でしょうか。100リットルで100円です。リッター1円。 安い!けどそんなに要らない…。 |
沢渡温泉以降、路面状況は比較的良くなります。トンネルは竣工
年が比較的新しく、路面状況もまあまあ良好。相変わらず歩道は
無く、トンネル自体も狭いですが…。それでも路面が綺麗なだけ
で結構助かります。
川沿いには旧道がありますが、早くも自然に還ってる部分も。 |
坂巻温泉。宿泊以外に外来入浴も可能(内湯:11〜16時・露天:9〜16時)。 入浴料金は大人500円。http://spa.sakamaki.ne.jp/ |
谷沿いの道を進んで行きます。紅葉の時期は山が真っ赤に 染まるそうで、人気のドライブコースとか。坂巻温泉から しばらく進むと、かすかに温泉っぽい硫黄臭い匂いが漂って きます。ここまできたら、上高地の分岐まであと少し。 |
この辺りの川は白っぽく濁り、岩も赤く染まってます。 道路沿いに「最近水蒸気爆発があり…」みたいな看板がありました。 温泉が混ざってるんでしょうね。こんなパイプから出ているのも 温泉。熱くは無いですが、まあまあ温いです。 |
久しぶりの信号が見えてきました。正面のトンネルは上高地方面。 左折で高山方面です。 |
高山54km、平湯15km。 |
信号を左折して数百メートルで安房トンネルと 旧道(安房峠)の分岐があります。 |
安房トンネル。中部縦貫自動車道の一部。将来的には長野県松本市 から福井市の160kmを結ぶらしい。この道が全線開通すれば、今の 国道158号は自転車天国になる予感…。因みに、安房トンネルは自転 車通行不可。 |
ここを右に入ると安房峠です。時間は丁度8時。朝なので、 峠からの景色が綺麗に見えそう…。 |
旧道は車が殆ど来ないので快適です。 |
最初はこんな九十九折の道が続きます。 |
ずーっと下に走ってきた道が見えます。 |
中の湯温泉旅館。日帰り入浴可能。大人700円。 http://www.mcci.or.jp/www/nakanoyu/arrange.htm |
穂高連峰がきれいに見えます。快晴って素晴しい。因みに気温は 15度程。下界では考えられないほど、爽やかな気候。 |
こっちは焼岳。なんか頂上では蒸気が上がってます。 |
九十九折の道が直線的になると、ゴールまで2キロほど。 |
そして、安房峠(1790m)に到着! 1時間15分ほどかかりました。 穂高連峰が綺麗に見えます。いや〜、なかなか素晴しい眺め。 3年前の合宿では何にも見えなかったんですよね…真っ白で。 |
峠の茶屋は相変わらず閉まっています。因みに気温は13度ほど。 めちゃくちゃ涼しい〜。汗とは無縁。ここで山を眺めながら 暫しの休憩。 |
正面に見えるのは四ツ岳かな。その奥に乗鞍があります。 |
岐阜県側も景色良好ですが、長野県側の山の方が インパクトがありますね。 |
また、こんな感じの道を下って行きます。 |
しばらく下っていくと平湯温泉が見えてきます。 |
10時頃に平湯温泉街に到着。温泉街の標高は1200mほどで、 安房峠との標高差は約550m。たったそれだけなんですが… 結構暑いです。 |
お店の横に温泉卵が。ゴボゴボッとお湯が湧き出ています。 さて、ここで地図を広げてコースを考える…ここから 高山まではあと40キロほど。このまま国道158号で真っ直 ぐ行けば、直に高山市の市街地に出れますが…それでは 面白くないので、国道471号で少し遠回りをします。 |
平湯温泉街でお昼にしようと思ったんですが、飲食店は どこもまだ開いていないので、先へ進むことに。気温計 の温度は26度。10度以上上がってるし。。ただ、国道471号 はずっと下りなので、まだまだ涼しいです。 |
クマ牧場入口。結構本格的みたいです。 http://www.nande.com/kuma/ |
平湯温泉から栃尾温泉までの国道471号はずっと下りで、予想 以上に早く到着。栃尾温泉で風呂に入って、この先の道の駅 で泊まろうと思ったんですが…まだ11:30。早すぎ。 |
高原川。ん〜、水が綺麗です。 |
川沿いの国道471号を進みます。道は若干下り気味。幹線に なるような道路では無いので、交通量は少なく、走りやすいです。 |
滅茶苦茶綺麗なんですが…プールみたい。 |
道の駅、奥飛騨温泉郷上宝。予定ではここでキャンプでしたが、 まだまだ時間があるので、ここではトイレ休憩程度にして 再び走りだします。 |
なかなかの快走路です♪ |
道沿いの農産物直売所。かなり大きい駐車場なので、 人がいると思ったら、無人販売でした。 |
トマト一袋100円!?!? 良く熟れた食べごろのトマトが 結構入ってますよ…安すぎ。スーパー買ったら400円前後 する量ですよ、これ。そんな訳で、もちろん迷わず購入。 トマト7個入り。店の前に水場があるので、そこで洗って 食べます。ウマー。 |
大玉のトマトを4個も食べて、残りは食料庫へ。 それにしても、最近トマトばっかり食べてるような…。 出発後、国道471号から県道76号(国府見座線)へ。 写真は橋のした。 |
高原川の水はまだまだ綺麗です。 |
橋を渡ってから、いきなり上り始めます。結構きつい坂…しかも 暑い…。この道をずっといった先に大坂峠(950m)がありますが、 この調子で上られると絶対に上りきれん…。 |
引き返そうかとも思ったんですが、少し上るとこんな感じに。 助かった…。 |
因みに気温は…ゲッェ、32度もあるし…どうりで暑いわけだ。。 安房峠は13度だったのに…なんちゅう気温差。ここから1キロほど 下ります。 |
で、こんな集落の中を走る上り坂に。道は直線的。日陰が 少ないので暑い…。写真は振り返って撮影。飛騨山脈の 山々が見えます。正面に見える高い山は黒部五郎岳 (中ノ俣岳)あたりだと思うのですが…どうでしょ?? |
国道から分岐して、峠までは17キロほどあるので、 かなり長いです。まだか? まだか?? |
直射日光の暑さにぐったり…自動販売機はまさにオアシス♥ 峠の直手前にあるペンション前の自販機で休憩。やれやれ。 時間は14時半。平湯温泉から国道158号を真っ直ぐ行ってたら、 とっくに高山の市街地に入ってたな。。特に展望が良い道でも 無いので、無駄に走ってる気がする…。 |
こうして大坂峠(950m)に到着。特に面白い峠でも無いので、 カメラで遊んでみます。 |
峠からの展望。奥に見えるのは高山市の市街地。 |
地図には狭小路と書いていましたが、まあそれ程酷くもないです。 確かに狭いことは狭いですが。 |
ガンガン下っていくと、後半の道は広い直線的な2車線路になります。 なかなか綺麗な道でスピードも出ます。涼しい〜。 |
良い時間になってきたので、今日の寝床は道の駅、アルプ飛騨古川 に決定。飛騨古川に出てから、コンビニの地図を拝借して、日帰り 温泉を探す。すると、近くに温泉を発見。県道479号を上って行きます。 |
四十八滝温泉しぶきの湯。なんか簡単に書いてますが、ここまで 可也上ります。4キロほどですが…もうこれ以上に無いくらい汗だく。。 料金はちょっと高めの大人600円。入浴後、しばらく休憩室で昼寝。。 http://www.kokufu.net/~48taki/yuyukan/yuyukan.html |
18時半までゆっくり休憩したところで、道の駅へ向かいます。
二日で結構な距離を走ったので、体にも疲れが。。しぶきの湯で
食べても良かったんですが、もっと元気が出るものを食べたかっ
たので止めました。そんな訳で、最寄のスーパーでニラ、シメジ、
豚肉、ビール2本を購入。道の駅に到着後、早速調理開始。
手持ちの辛口のラー油で炒めて、塩、コショウで味付け。御飯と
一緒に頂く。ついでにビールと昼に買ったトマトも。う、美味
すぎる。これで、疲れもとれるかな。
明日は休足日にしよ。 |